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10年以上支えてくださった地域のみなさまが幸せな毎日を末永くおくれるよう目の健康づくりに尽力します
目は充実した生活をおくるために、不可欠な器官ですが、最近では、コンタクトレンズのトラブルやドライアイなどでお悩みの患者さまも増えています。目の疾患には重い病気が潜んでいることもありますので、不安のある方は早めにご相談ください。
眼科の医師を志した経緯や診療ポリシーについて教えてください。
人が生活する上で必要な情報の大半は視覚から入ってきます。ですから、視力の低下は幸せな暮らしを脅かすものとも言えますね。末永く人生を楽しんでいただくために、目の病気を治していきたいという思いが眼科の医師を志したきっかけだと思います。
診療はいつも、重症か軽症かを問わず、患者さまの不安を和らげてさしあげたいという思いでおこなっています。そのため、例えば加齢性の目のかすみを訴える患者さまに対してでも、「年のせいですよ」ではなく、「これが原因でかすんでいるので、このように治療しましょう」と、説明するようにしています。
コンタクトレンズのトラブルはどのようなものが多いですか?
角膜感染症とアレルギーが多いですね。最近では1日〜2週間で使い捨てるタイプのソフトコンタクトレンズが普及し、レンズの消毒も、いちいち煮沸消毒していたころとくらべて随分と楽になりました。他方で、手入れが手軽になったことで、消毒して使うべきものなんだ、という衛生意識が低下してきているのは問題ですね。
例えば、1日タイプのレンズを長期間使用したり、こすり洗いを怠ったり、消毒液に充分に浸さなかったり。個人差はありますが、トラブルの原因の多くはこのような誤ったお手入れです。ただ、目の疾患は明らかな症状が出るころにはかなり進行してしまっていることもありますので、少しでも違和感を感じたら早めに受診しましょう。
最近、はやり目やドライアイの方が多いと聞きますが、どのような病気ですか?
はやり目(流行性角結膜炎)はアデノウィルスの感染が引きおこす結膜炎です。接触感染はしますが空気感染はしません。家族がかかってしまった場合などの対策としては、手洗いをしっかりとおこない、タオルを別にするなどをおすすめしますが、感染力が強いので、予防することはなかなか難しいと思います。早めの受診をおすすめします。
ドライアイは、医学的には涙不足などによって角膜や結膜に傷がつく病気で、進行すると感染症などを引きおこします。コンタクレンズを使用されていると目が乾きがちになるので、ドライアイを心配される方がいらっしゃいますが、角膜や結膜に異常がない場合は、人工涙液を継続的に点眼することで改善される場合もあります。気になる方はお気軽にご相談ください。
最後に、患者さまへのメッセージをおねがいいたします。
地域のみなさまにご支援いただき、開業から10年以上、診療を継続してこられました。定期的に通い続けてくださる患者さま、困ったときに当院を選んで来てくださる地域のみなさまに感謝をこめて、今後もよりよい医療を提供できるよう尽力いたします。
「時々目がかすむ」「見えづらい」などの症状、コンタクトレンズのご相談など、幅広く診ています。目のちょっとした違和感が、実は重い病気のサインということもあるので、「おかしいな」と感じたら、早めに相談にお越しください。みなさまの目の健康をサポートし、末永く充実した生活をおくるためのお力添えができれば幸いです。